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新型コロナワクチン、米ファイザーと契約を正式締結

レポート 2021年1月20日 (水)  岩崎雅子(m3.com編集部)

厚生労働省は1月20日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンについて、米製薬大手ファイザー社との間で2021年内に約1億4400万回分(約7200万人分)の供給を受ける契約を正式に結んだと発表した。 厚労省は2020年7月、2021年上半期に1億2000万回分の供給を受けることでファイザー社と基本合意していたが、正式締結では年内に1億4400万回分に変更となった。 田村憲久厚労相は「前半までになるべく多くのワクチンを供給いただくようお願いし、ご理解いただいている」と説明。「承認されることを前提にではあるが、接種がいよいよ動き出すということだ」と述べた。 ファイザー社は2020年12月、厚労省に16歳以上を対象に薬事承認を申請している。日本では治験の対象が20歳以上となっているが、田村厚労相は「日本以外では16歳以上で臨床試験をやっているので、結果をしっかり見ていきながらの対応になる」とし、「安全性・有効性をしっかりと見た上で承認するかを判断する」と強調した。 接種スケジュールに関しては、「(菅義偉首相が)2月末までには開始したいと言っており、2月中旬以降に薬事承認が出...