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新型コロナワクチン「先行接種」、100病院で実施へ

レポート 2021年1月21日 (木)  星野桃代、大西裕康(m3.com編集部)

厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を予防するワクチンの「先行接種」を実施する対象の病院100施設を決めた。1月20日、各都道府県に発出した事務連絡で明らかにした。100施設の内訳は、国立病院機構(国病)の52病院、地域医療機能推進機構(JCHO)の27病院、労働者健康安全機構(労災病院)の21病院。合計1万人程度の医療従事者の接種を想定しており、各施設へのワクチン配分は、現時点の接種希望者数を目安に、若干の上下も想定しながら数を調整する(先行接種については『新型コロナワクチン「先行接種」の対象病院は今週中にも公表』を参照)。 1月20日付で発出した厚労省事務連絡から作成(クリックで拡大) 上限100施設、希望者数の多い病院を選定 同3法人が運営する病院は国病が140施設、JCHO57施設、労災病院32施設で計229施設となっており、全体の半数弱が対象となった。厚労省は、上限を100施設と決めた上で、同3法人を通じて副反応に関する情報収集・公開を目的に実施する「先行接種」への協力要請に対し、応募があった施設のうち接種希望者数が多い順に病院を選定。先行接種の対象施設...