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東京の新規陽性者わずかに減少も、依然高止まり

レポート 2021年1月21日 (木)  星野桃代(m3.com編集部)

東京都は1月21日に新型コロナウイルス感染症モニタリング会議を開き、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)新規陽性者増加比は1週間前と比べ約87%と多少減少したものの、感染者数は依然高止まりで、引き続き厳重な警戒が必要だと再確認した。1月20日には重症者数120人と最多を更新。医療提供体制について、東京都医師会副会長の猪口正孝氏は「重症病床のさらなる確保に向け、救命救急医療を通常通りに提供できなくなっている」と危機感を訴えた。小池百合子知事は「重症・中等症患者に対応する病床を効率的に運用するために、回復期の患者を受け入れる医療機関への支援を新たに実施する」と明らかにした(資料は都のホームページ)。 (2021年1月21日東京都モニタリング会議資料による) ※クリックで拡大 感染状況については国立国際医療研究センター国際感染症センター長の大曲貴夫氏が報告。新規陽性者の7日間平均は約1471人、増加比は約1カ月ぶりに100%を下回ったものの、依然高い水準で推移。緊急事態宣言による時短営業を受け、20代、30代の割合や会食での感染が前週より低下した一方、施設での感染や65歳以上の感染は...