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入院患者100人中75人陽性も1カ月半で終息 - ねりま健育会病院◆Vol.2

インタビュー 2021年2月2日 (火)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

【クラスターの教訓生かす◆ねりま健育会病院】 Vol.1 クラスター発生の教訓生かし、受け入れ基準作成 Vol.2 入院患者100人中75人陽性も1カ月半で終息 Vol.3 経営的なダメージ「とてつもなく大きい」 ※Vol.2では、ねりま健育会病院院長の酒向正春氏へのインタビューをお届けします(2021年1月22日に取材)。 ――最初に新型コロナの陽性者が出た経緯をお教えください。 当院は100床で、同じフロアにEAST病棟とWEST病棟の2病棟があります。EAST病棟で11月25日に3人の患者さんが発熱症状を呈しました。うち1人は約2カ月間入院されていた方ですが、残る2人は同じ病院からの転院されてきた方で、入院から9日目と12日目でした。転院前の病院で孤発例があったようで、確認したところ、「病棟も違うし、接触もないので大丈夫」との返事だったのです。しかし、PCR検査を実施したところ、3人とも11月27日に陽性が判明しました(詳細な経緯は、文末に掲載)。 ねりま健育会病院院長の酒向正春氏(提供:酒向氏) ――回復期リハビリ病棟は、急性期病院からの転院患者さんが大半かと思います。当時は、...