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経営的なダメージ「とてつもなく大きい」 - ねりま健育会病院◆Vol.3

インタビュー 2021年2月9日 (火)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

【クラスターの教訓生かす◆ねりま健育会病院】 Vol.1 クラスター発生の教訓生かし、受け入れ基準作成 Vol.2 入院患者100人中75人陽性も1カ月半で終息 Vol.3 経営的なダメージ「とてつもなく大きい」 ※Vol.3では、ねりま健育会病院院長の酒向正春氏へのインタビューをお届けします(2021年1月22日に取材)。 ――クラスター発生でリハビリも停止するなど、経営的な影響も大きいと思います。 経営的なダメージはとてつもなく大きいです。 当院の特徴はリハビリで、100人のリハスタッフがいます。しかし、終息宣言を出すまでの1カ月半はほぼストップ。具体的には11月27日から12月28日までは一切できず、それ以降、廃用症候群予防のためのリハビリを1日1、2単位程度、感染予防を重視しながら始めました。徐々にリハビリ等を再開するための体制をつくり、1月15日からようやく通常に戻すことができました。リハビリ中止の間、ベッドサイドでできる自主訓練を指導し、それができる人は良かったのですが、できない人はかなり体力が低下しました。「攻めのリハビリ」を再開し、何とか元に戻そうとしているところです。...