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「研修医がいないと診療が成り立たないのが現状」◆Vol.1

レポート 2009年1月6日 (火)  司会:橋本佳子/まとめ:村山みのり(m3.com編集部)

2004年度から必修化され、今年5年目となった卒後臨床研修は、目下、厚生労働省で見直しの議論が進められている。m3.comでは、医師会員を対象に制度の実態・問題点などについて「初期臨床研修制度アンケート」を行った(10月14日実施。結果は医療維新で公開)。 さらにこのアンケート後、ご回答いただいた先生方のうち首都圏の病院に勤務する医師3人に、臨床研修の実態、指導医への評価、昨今の研修医の印象などについて、ご自分の経験、所感などを率直に語っていただいた(11月19日実施。計7回に分けて連載予定)。 1986年卒業。専門は外科。大学病院に勤務。初期臨床研修プログラム責任者。 ――まずは、自己紹介を兼ねて、それぞれのご勤務先、1学年当たりの初期研修医数などをお教えください。 A先生:大学病院(病床数約700床)で、専門は消化器外科です。初期研修医は1学年約20人です。 B先生:大学病院の救急部門に勤務しています。研修医は、全員が大学病院内で研修を行っている訳ではなく、外の協力病院などにも分散していますが、救急部門では常時、1年目の研修医が6-8人、2年目が2人、合わせて8-10人程度が研修し...