東京 vs 地方、内科系 vs 外科系、どちらを選ぶ?◆Vol.4
レポート
2008年12月5日 (金)
司会・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
「都市部は様々な交流の機会、勉強の場があるのがメリット」と語る、平野暁教氏。 ――では地方という選択肢はいかがでしょうか。地元に戻るとか。3大学とも、医学生は全国各地から集まっています。同学年の方の状況はいかがですか。 平野 うちは「内部」、つまり付属高校から上がってくる人が、1学年100人のうち40人はいるので、40人は関東圏。 鈴木 地方に行く人は、実はわりといると思うんです。でもそれは地方の「有名病院」だから行く。あるいは小さい病院だけれど気に入った先生がいたり、専門性があったりして、そこで働きたいから行く。つまりキャリア優先で、「自分の出身地に戻る」という人は滅多にいない。関西出身者で、「東京は肌に合わない」と言って関西に戻る人はいるけど、自分の出身地域には限らない。 平野 僕の学年で最初から「100%地元に戻る」と言っていた人は、1人しか知らない。 五十嵐 うちの大学は「推薦枠」で30人くらい入ってくる。そのほとんどが都内。一方で、親に「帰ってこい」と言われていたり、親の診療所を継ぐとかで、「地元に戻る」人が、地方に行きます。私みたいに全く関係ない地域に行く人は「勇気あるね」...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。