マッチングでこの病院に決まりました!◆Vol.1
レポート
2008年11月18日 (火)
司会・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
2004年度から必修化された臨床研修制度について、現在見直しが検討されている。その発端は、医師不足という医療提供体制からの議論であり、研修を受ける側はどう受け止めているのか、新制度がどんな成果を上げたのかなど、本質的な議論が欠けている感が否めない。 そこで今回は、都内の大学医学部・医科大学6年生の3人に集まってもらい、今年のマッチングにどう臨んだのか、さらには臨床研修制度を含め、医師養成のあり方についてどう考えているのか、医学生ならではの新鮮な視点から語ってもらった(座談会は、2008年10月26日に実施。計7回に分けて連載)。 鈴木陽介氏 東京大学医学部6年生。初期研修は大田病院(東京都大田区)で実施予定。産婦人科を志望。 ――まずどのような視点で研修先を選び、どこに決まったのか、自己紹介を兼ねてお教えください。 鈴木 マッチングでは、大田病院(東京都大田区)を含め2つの病院を書き、大田病院に決まりました。大田病院は約200床ですが、現在は工事中で100床程度。大田病院を選んだ理由はたくさんあるんですけど、結局、最後の決め手は「人」。「この病院の雰囲気で働くのが、医師としてスタートを...
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