「全国医師連盟」が総決起集会を開催
レポート
2008年1月15日 (火)
橋本佳子(m3.com編集長)
総決起集会は、東京ビッグサイトの会議室で開催された。 勤務医を中心とした医師の新組織である「全国医師連盟」の準備委員会総決起集会が1月13日、東京で開催された。準備委員会執行部世話役の黒川衛氏(真珠園療養所〔長崎県西海市〕)は、医療崩壊とされる現状で、医師がモチベーションを保ちながら診療を続けることが困難になっていると指摘した上で、(1)診療環境改善の活動、(2)医療問題の社会啓発、(3)医療紛争解決への協力と医師の自浄機能の発揮、という3つの活動目標を掲げ、新組織への決意を示した(『「全国医師連盟」を来春発足へ』を参照)。 小松氏と本田氏がエール送る 決起集会は、午後1時から午後5時近くまで行われ、『医療崩壊』の著者である小松秀樹氏(虎の門病院泌尿器科部長)と医療制度研究会副理事長の本田宏氏(済生会栗橋病院副院長)の講演と、黒川氏の決意表明という構成だった。 全国から医師が集まり、報道関係者も含め、約150人が参加。 講演した小松秀樹氏(左)と本田宏氏(右) 会員数は13日までに420人(うち勤務医が約85%、平均年齢42歳)に上った。そのうち110人のほか、講師として招いた医師など...
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