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40大学で臨床研修のモデル事業を実施

レポート 2008年9月5日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省はこのほど、40大学で来年度から臨床研修のモデル事業を実施することを明らかにした。この事業は医師不足対策として、「特別コース」という形で、内科、外科、救急、小児科、産婦人科などを重点的に研修するプログラムを実施するもの(「臨床研修の見直しへ、モデル事業の形で来年度から」を参照)。 40大学の臨床研修の定員は計2344人で、うち「特別コース」は397人で約17%。医師臨床研修マッチングプログラムに参加する病院の総定員(計1万1293人)に対する割合で見ると3.5%。厚労省がモデル事業について各大学に通知したのは8月1日のこと。約1カ月間と準備期間が短かった割には、多くの大学が「特別コース」を設けた。 設置主体別では、国立26、公立2、私立12。地域別に見ると、北海道では3大学のいずれも実施する以外は、特に偏りはない。 40大学の「特別コース」のプログラムは合計124。重点的に研修する診療科で最も多いのは小児科で29プログラム、以下、外科27、産婦人科26、内科22、救急9、救急・麻酔5、周産期4、救急・麻酔・蘇生科1、眼科1となっている。 眼科の「特別コース」を設けたのが旭川医...