1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「勤務医の3分の1の署名を集めたい」

「勤務医の3分の1の署名を集めたい」

レポート 2008年7月25日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

有志の医師らで組織する、「医療崩壊阻止!医師・医学生署名をすすめる会」は7月25日、衆議院議員会館で記者会見を開き、代表呼びかけ人の一人、済生会栗橋病院(埼玉県栗橋町)副院長の本田宏氏は来るべき総選挙に向けて医師増員の署名活動を展開していくことを表明した。「医師数は25万-26万人とされ、そのうち勤務医は約16万人。その3分の1の署名を集めたい。次回の総選挙では、医療問題に関心のある政治家を選ぶことが必要。その動きにつなげていきたい」と本田氏は語る。 既に全国の約8200の病院や大学医学部、医科大学には署名用紙を配布。今後、医師会などにも働きかけていくという。署名は郵便、FAX、インターネットなどで集めている。 記者会見で挨拶する済生会栗橋病院副院長の本田宏氏。 ポーズだけでなく、意味のある医師増を求める 記者会見には、「医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟」の国会議員が出席した(『「医学部定員増」を決議、毎年400人増目指す』を参照)。 本田氏は議員やマスコミに対し、「医療ミスにつながりかねないほど、医師は加重労働の状態にある」と問題提起、その上で「医師数は絶対数が不足してい...