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独占インタビュー・舛添厚労大臣に聞く

レポート 2008年1月28日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

年々深刻化する医師不足問題に、ようやく政府、そして現場が動き始めた。厚生労働省は今春の診療報酬改定で、「緊急課題」として病院勤務医の負担軽減策を打ち出し、来年度予算に医師確保関連対策を盛り込む。また現場でも、医療機関の集約化のほか、医師の待遇改善を目指す動きなどが出ている。本連載「医師不足への処方せん」では、医師不足をめぐる諸問題を取り上げていく。第1回は、今週にも産科医確保対策を打ち出す、舛添要一・厚生労働大臣のインタビューをお届けする。(2008年1月26日に取材) 「ぜひ現場の医師の意見をお聞きしたい」と話す、舛添要一・厚生労働大臣。 ――医師不足に対する現状認識をお聞かせください。 先週、産科医不足に陥っている医療機関に視察に行きましたが、この4月の新年度から産科閉鎖予定のところも少なくないと聞きます。お産ができない状況は非常に問題で、橋一本や道路一本を作るよりも、産科医一人を確保する方がはるかに重要です。 これからお話するのは現時点での産科医確保対策の案ですが、今、具体化作業を進めており、今週中に取りまとめを行う予定です。 ――具体的には、どんな対策を打ち出すのでしょうか。 ...