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5年前比で「医師が減少」、病院の39.6%◆日医

レポート 2008年12月8日 (月)  村山みのり(m3.com編集部)

◆「医師確保のための実態調査」結果(担当理事:内田健夫氏) 日本医師会は、「医師の不足・偏在の実態調査」の結果を発表した。 病院を対象に、おおむね5年前と比較した医師数の増減を聞いた設問では、39.6%の病院が「医師が減少(大幅減少・減少・やや減少)した」と回答した。 診療科別で減少の割合が大きかったのは産科・産婦人科(39.9%)、内科(38.8%)。また、病院属性別では「大学以外の臨床研修病院」で最も大きく41.3%、次いで「その他の病院」が38.7%、大学病院は26.9%だった。 また、「医師不足を理由として起きた問題」として、18.3%の病院で「外来の閉鎖・休止・縮小」、さらに9.5%で「病棟閉鎖・病床縮小」、7.1%で「夜間等の救急対応休止」が生じている。診療科別に見ると、前者2つは内科・産婦人科、「夜間等の救急対応休止」は内科・小児科で特に顕著となっている。 都道府県別の医師の充足・不足の状況について、病院医師については47のうち42都道府県医師会(89.4%)が「不足」もしくは「やや不足」と回答した。一方、診療所医師については「不足・やや不足」との回答が38.2%、42....