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社会保障国民会議分科会提出案「ずさん、無謀」と批判◆日医

レポート 2008年9月11日 (木)  村山みのり(m3.com編集部)

◆医師の職業倫理指針〔改訂版〕 (担当理事:羽生田俊氏) 2004年に作られた「医師の職業倫理指針」の改訂版が作成された。第1版作成後の医療を取り巻く環境変化によってもたらされた問題などへの対応を含んだもので、新たに加えられたのは「患者の個人情報、診療情報の保護と開示」「異状死体の届出」「医療機関内での医療事故の報告と原因の究明」「公的検討機関への医療事故の報告」など。また、「生殖医療」「終末期医療」「先端医療」の各章についても、それぞれ加筆・詳述された。 作成された『改訂版』は、日本医師会員をはじめ、来春の医学部卒業生などにも配布される。また、個別の要望に応じ、大学における医学生の倫理教育の教材としても活用される。 ◆「社会保障国民会議における検討に資するために行う医療・介護費用のシミュレーションの前提について」への日医見解(担当理事:中川俊男氏) 9月9日に行われた社会保障国民会議・サービス保障(医療・介護・福祉)分科会において示された、医療・介護費用のシミュレーションの前提に対し、「ずさん、無謀な仮定である」と強く批判する見解を発表した。 同シミュレーションでは、「今後の国民的議...