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規制改革会議「中間とりまとめ」への見解◆日医

レポート 2008年7月10日 (木)  村山みのり(m3.com編集部)

◆規制改革会議「中間とりまとめ」 (担当理事:中川俊男氏) 規制改革会議による「中間とりまとめ」(2008/07/02)について、十分議論を尽くされていないと思われる項目、現状認識が不適切な部分について、見解を発表。「(規制改革会議は)延々このようなことを言ってきて、こちら側も反論しているが、噛み合っていないのか、それとも無視しているのか、理解しようとしていないのか」と厳しく批判した。 両者の見解の相違をまとめると、以下にようになる。 (定例記者会見資料より抜粋) 規制改革会議の認識(抜粋) 日本医師会の主張 (p.2)救急患者はいくつもの病院をたらいまわしにされ、現場の医師は日々の激務に追われ疲弊している。現在の医療提供体制はいまや完全に制度疲労を起こしている 医療崩壊ともいえる現状はそのとおりである。そして、その要因は制度にあるのではなく、長年にわたる医療費抑制にある。 いたずらに制度に手を出すのではなく、まず財源の手当てが必要である。 (p.3)医師の就労環境の悪化に起因する医師不足 医師が不足しているからこそ、就労環境が悪化し、さらに救急や産科医療などから医師が立ち去る構図であ...