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「超党派の国会議員で連盟を設立したわけ」 ◆Vol.1

レポート 2008年2月6日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

自民党、民主党、公明党の国会議員による超党派の連盟「医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟」が2月12日に発足する。超党派で医療問題に取り組むのは特筆すべきことで、医療現場の危機感が永田町に伝わった象徴的な動きと言えよう。幹事長を務める民主党の鈴木寛氏は、「厚生労働省などを通すと、医療の現場の声が正しく伝わらない。これが医療の諸問題を解決できない原因。現場の声を反映した施策の立案・実行が最大の狙い」と意気込みを話す。発足の背景や今後の予定などを聞いた。 1986年東京大学法学部卒、通商産業省に入省。99年退職し、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス環境情報学部助教授に就任。2001年から参議院議員、現在は2期目。中央大学客員教授なども務める。 ――「医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟」にはどんな国会議員が参加されるのですか。 発起人は、自民党4人、民主党3人、公明党2人で、代表は自民党の尾辻秀久先生です。 皆さん、医療に関心を持っており、私自身も長年、医療問題に取り組んできました。一昨年、福島県立大野病院事件で加藤克彦医師が起訴された時には総務省などに問い合わせたり、国会で質...