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臨時国会への法案提出に向け「大綱案」作成 - 厚労省医療安全推進室長・佐原康之氏に聞く

インタビュー 2008年6月17日 (火)  聞き手・橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省は6月13日、「医療安全調査委員会設置法案(仮称)大綱案」を公表した。4月の第三次試案には、多数のパブリックコメントが寄せられている。コメントには反対意見も多いが、これらをどう受け止め、「大綱案」に反映したのか、今後どんなスケジュールで進める予定なのか、同省医政局総務課医療安全推進室長の佐原康之氏に聞いた。(2008年6月16日にインタビュー) ――まだ第三次試案(『21条改正で前進だが「警察への通知」残る』を参照)のパブリックコメント(以下、パブコメ)を募集中ですが、「大綱案」はどんな位置付けで出されたのですか。 第三次試案に対しては、団体だけでなく、個人の方も含め、様々なご意見をお寄せいただいています。舛添・厚生労働大臣は次の臨時国会に法案を提出する意向であり、そろそろ法案準備をということで、第三次試案を法案化したら、どんな形になるかを想定して「大綱案」をまとめました。 ――それでは、「大綱案」はパブコメを踏まえたものではないのですか(「第三次試案へのパブコメは647件に達する」を参照)。 パブコメを踏まえて対応した部分と、そうでない部分があります。パブコメには賛否両論が...