「第四の同業者組織」として“医療再生”に着手 - 「全国医師連盟」黒川衛氏に聞く

来る6月8日、新たな医師団体、「全国医師連盟」の設立集会が東京で開催される。1月の準備委員会総決起集会から約4カ月半の準備期間を経て、正式発足の運びとなる。1月の総決起集会に対してはどんな反響があったのか、それ以降、どんな準備・活動を展開したのか、今後の活動予定は――。準備委員会執行部世話役を務め、この5月に会員による選挙で同連盟代表に就任することが決定した黒川衛氏に聞いた。（2008年5月31日にインタビュー） 1985年長崎大学医学部卒業、同年九州大学第一内科入局、99年長崎大学解剖学第一講座(神経解剖学)助手、同講師、2001年同助教授。2007年10月から長崎県西海市真珠園療養所に内科医として勤務。 ――まず現時点での会員数をお教えください。 約750人です。1月の準備委員会総決起集会（『「全国医師連盟」が総決起集会を開催』を参照）の時点では420人でしたので、2倍弱に増えたことになります。そのうち、約150人が所属を明らかにし、「発起人名簿」に登録しています。匿名ではなく、実名で活動する医師がこれだけいるのですから、非常に大きな意味があります。 ――1月の準備委員会総決起集会...