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「医師とMRとの関係」を調査した理由-東京医療センター臨床疫学研究室長・尾藤誠司氏に聞く

インタビュー 2008年5月29日 (木)  聞き手・橋本佳子(m3.com編集長)

先週、「医師の半数が製薬会社担当者から接待受ける」という趣旨の新聞報道がなされ、話題になっている。これは東京医療センター臨床疫学研究室長の尾藤誠司氏が代表者を務める「わが国における医師のプロフェッショナリズム探索と推進・教育に関する事業研究」班が行った調査の結果だ。一見、医師への批判とも受け取れる調査に見えるが、本調査はどんな目的で実施したのか――。尾藤氏に研究班の概要と、調査の目的などを聞いた。(2008年5月27日にインタビュー) 1990年岐阜大卒。長崎医療センター、UCLA公衆衛生大学院などを経て、97年より東京医療センター総合内科。2005年より現職。「わが国における医師のプロフェッショナリズム探索と推進・教育に関する事業研究」の研究代表者。著書に『医師アタマ-医師と患者はなぜすれ違うのか?』(医学書院)など。 ――そもそも「わが国における医師のプロフェッショナリズム探索と推進・教育に関する事業研究」とは、どんな研究班なのでしょうか。 当研究班の前身といえるのが、日本内科学会認定内科専門医会(現、日本内科学会専門医部会)です。欧米では、米国内科学会など3学会が、2002年に「...