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「全国医師連盟」を来春発足へ - 全国医師連盟設・黒川氏に聞く

インタビュー 2007年12月17日 (月)  聞き手・橋本佳子(m3.com編集長)

"医療崩壊"と称される現状は、医師不足や患者の医療不信などが引き金になっており、医師の勤務環境は厳しさを増している。その問題解決に向けて、勤務医を組織化する必要性が指摘されているが、その先陣を切っているのが、「全国医師連盟」だ。来年1月には東京で総決起集会を開き、来春の発足を目指す。同連盟の設立準備委員会の発起人世話役を務める黒川衛氏に、設立の狙いを聞いた。 1985年長崎大学医学部卒業、同年九州大学第一内科入局、99年長崎大学解剖学第一講座(神経解剖学)助手、同講師、2001年同助教授。2007年10月から長崎県西海市真珠園療養所に内科医として勤務。 ――この8月までは、長崎大学の准教授を務められていたそうですね。 はい。8月末に長崎大学を退職し、この10月から民間病院に内科医として勤務しています。発起人世話役としての活動の幅を広げるためには、土・日曜日に休みが取れる環境が必要でしたので、勤務先を変えました。 ――現在、会員は何人集まったのでしょうか。 2007年12月15日現在、設立準備委員会は発起人5人、運営協力医師38人という体制で、会員は約250人になりました。うち、勤務医と...