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検察に用語集作成を提案したが断られる◆Vol.3

スペシャル企画 2009年1月14日 (水)  司会・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

出席者(発言順) 澤倫太郎氏 (日本医師会総合政策研究機構研究部長、日本医大産婦人科講師) 兼川真紀氏(インテグラル法律事務所) 木原大輔氏(やまぶき法律事務所) 平岡敦氏(たつき総合法律事務所) 水谷渉氏(たつき総合法律事務所) ――その後、毎日、接見に行き、電子メールで議論する、その繰り返しだったのですか。 平岡 そうですね。中でも印象的だったのが、3月2日の勾留理由開示です。 勾留理由開示とは、裁判所が「なぜ勾留するのか」を説明する、一種のセレモニー的な場ですが、法廷で行うため、加藤先生が公の場に出てくることになり、家族などと会えるというメリットがあります。福島地裁いわき支部で行われたのですが、勾留されていた富岡警察署からの往復も含めれば1日かかるので、その日は取り調べから「解放」されます。 僕が勾留理由開示請求の下書きを書いた。でも、法廷では、安福先生はそれを読むことはせず、自分の言葉で話し始めました(笑)。「加藤先生は地域医療に尽くしてきたのに、こんな不当な逮捕をされた。どう思いますか」などと裁判官に訴えた。傍聴席には加藤先生の関係者などがいらしていましたが、皆さん、そして裁...