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マイナンバーでの管理「早く準備すべきだった」-坂元昇・川崎市健康福祉局医務監に聞く◆Vol.2

インタビュー 2021年2月7日 (日)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)、大西裕康(m3.com編集部)

【坂元昇・川崎市健康福祉局医務監に聞く】 Vol.1 新型コロナワクチン、接種訓練から見えた課題とは? Vol.2 マイナンバーでの管理「早く準備すべきだった」 ――では川崎市では、どんな体制で実施する計画なのでしょうか。川崎市の人口は約154万人です。 川崎市には7つの区があります。まだ未確定ですが、各区に少なくとも1カ所程度、「基本型接種施設」を置くことも検討しています。幸区では、ここ(坂元氏が学長を務める川崎市立看護短期大学)になる可能性があります。これはあくまで私の現時点での考えですが、「基本型接種施設」に地域の診療所等から当番で医師と看護師に来てもらい、まずワクチンの取り扱いや接種の流れなどに慣れてもらう。そうすれば安全性も担保できる。その上で、希望する先生には各診療所にワクチンを配布して、サテライト的に徐々に広げていく方法もあり得るのではないかと思います。 住民接種の対象は最初は高齢者ですが、川崎市には約34万人います。ただ、実際には必要量はすぐには入ってこないと考えています。 米国のバイデン新大統領は、近いうちに1日150万回接種を目標とすると表明しました。(人口比を考え...