「皆様の質問にお答えします」◆番外編
スペシャル企画
2008年11月14日 (金)
高月清司(IMK高月(株)代表取締役)
◆質問1:歯科医師、薬剤師、看護師などの職種にも、個人加入できる賠償責任保険はあるか? 回答1:ある。歯科医師、薬剤師、看護師、作業療法士にはそれぞれの賠償責任保険が存在する。歯科医師の場合は、医師と同じく、学会や各地区の歯科医師会でも扱っている。薬剤師や看護師などについても、日本薬剤師会や日本看護協会などが扱っているが、補償内容は医師賠のように各保険会社同一ではなく、少しずつバリエーションがあるようなので、他の職種の方も含めて各協会窓口に相談するとよい。 医師以外にも賠償責任保険が普及したのは、看護師による患者取り違え事件などがきっかけ。しかし、一時の加入ブームが去ったとはいえ、訴訟リスクは依然としてあるので、加入しておいた方が万全だ。 ◆質問2:A病院の常勤医Bが、C病院にアルバイトに行った。そこで行った診療がもとで、患者に障害が残った。常勤医Bは医師賠に加入しているが、補償金は下りるか? 回答2:補償可能。第2回『「医師賠」の基礎知識と賢い選択法』で、「2.補償内容の4つの特徴」の(1)に記載した通りで、日本国内における医療行為であれば、所属する医療機関にかかわらず、カバーされる...
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