加入時と加入後、どんな点に注意すべきか◆Vol.3
スペシャル企画
2008年10月30日 (木)
高月清司(IMK高月(株)代表取締役)
1.加入時の注意点 団体経由では割引保険料が得られるメリットがある一方で、加入時にVol.2(『「医師賠」の基礎知識と賢い選択法』を参照)で解説したような詳しい説明を受けられないケースも多い。疑問な点があったら、必ず加入団体または保険に詳しい取扱代理店に確認しておくようにしたい。 また保険加入期間であっても、途中で加入団体を脱退した場合などでは、会員資格がないと補償の対象とならない場合もある。このような場合に、自分の保険が引続き有効かも併せて確認しておく必要がある。 さらに、留学中は臨床に携われないからと、いったん保険を解約してしまうケースも多いが、Vol.2で解説した「事故発見日ベース」の兼ね合いから、解約している間に留学前の診療が原因で訴えられると保険が効かないので、留学中も保険は継続しておくべきだ。 2.加入後(事故処理上)の注意点 患者から何らかのアクションがあって初めて医療事故を認識するケースも少なくないが、その場合、必ず保険会社への通知が必要だ。勝手に示談金を支払った後に保険金を請求しても、保険金が下りないケースもある。 また、いったん事故が発見されると病院が窓口になって対...
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