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「外来管理加算は「10%未満」算定減が約半数◆Vol.18

スペシャル企画 2008年5月22日 (木)  村山みのり(m3.com編集部)

2008年度診療報酬改定による新点数体系がスタートして1カ月強。実際の診療、医業収益にどのくらい影響が及んだのか――。m3.com編集部では、内科を主な標榜科とする開業医の先生方を対象に5月16日、調査を行った。 質問内容は、医業収益全体、外来管理加算、後期高齢者診療料、早朝・夜間等診療加算など。2008年4月の実績を前年同月比で聞いた。いずれも診療所における診療・経営に大きな影響を与える項目である。アンケート送付後数時間で予定回答者数(200人)に達したこと、自由意見欄に多くの先生方がたくさんのご意見を書いてくださったことなどからも、関心の高さ、影響の大きさがうかがえた。 この調査結果を、3回に分けて報告する。第1回は外来管理加算。「改定内容のうち、収益に最も影響を与えたものは」の問い(詳細は第3回に掲載予定)に、65%の回答者がこれを挙げた。 Q.1 外来管理加算を算定する患者数は、改定前後で変化したか 算定患者数については半数弱が「変化なし-10%未満」の減少にとどまっている。「10%以上25%未満」と合わせるとちょうど8割。これは、もともと診療に5分以上を要していたケースに加え...