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回復期リハビリテーション病棟入院料◆VOL.16

スペシャル企画 2008年4月8日 (火) 

【議論の背景】 急速な人口高齢化による脳卒中患者の増加などに対応するため、回復期リハビリテーション病棟の要件に、試行的に質の評価に関する要素を導入する(居宅などへの復帰率や、重症患者の受入割合・その日常生活機能の改善に着目した評価)。また、病棟において医師は必ずしも専従である必要はないとの指摘により、医師の専従配置については緩和する。 一方、疾患別リハビリテーション料の逓減制や医学管理については、患者にとって分かりにくいとの指摘があることから見直しを行う。 中医協における議論の過程で、リハビリテーションの実施状況についての調査報告が行われ、早期リハビリテーションへの重点化については一定の成果があったと考えられるものの、脳血管疾患リハビリテーションや運動器リハビリテーションについては、発症早期からの実施を促進する必要があるとされた。また、個別リハビリテーションについて実施頻度などが減少する維持期については、包括評価である医学管理料の仕組みを見直すこととされた。 【改定内容】 1.回復期リハビリテーション病棟入院料1 1690点 回復期リハビリテーションを要する状態の患者を8割以上入院させ...