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障害者施設等入院基本料の見直し◆VOL.15

スペシャル企画 2008年4月7日 (月) 

【議論の背景】 2007年12月14日の中医協・診療報酬基本問題小委員会にて、特殊疾患療養病棟入院料等・障害者施設等入院基本料についての見直しが議論された。脳卒中の後遺症患者など、医療ニーズの低い患者が多い医療機関もあるので、対象患者が見直された。その上で、療養病床に転換した場合などについては、一定の経過措置を設けるとされた。 議論の過程で、2005年7月以降2007年5月までで、医療療養病床は1万床減少、介護療養病床は1万床減少したが、障害者施設等入院基本料算定施設が2万床増加したというデータが出された。また、障害者施設等入院基本料を算定する病棟を対象とした調査によると、脳卒中の患者だけで半数を超える病棟が見られると報告された。これを受けて、これらの病棟について転換を進めることとなった。 【改定内容】 【障害者施設等入院基本料】 7対1入院基本料 1555点(新設) 10対1入院基本料 1300点(改定前1269点) 13対1入院基本料 1092点(変更なし) 15対1入院基本料 954点(変更なし) ※ 算定要件における、概ね7割以上の入院が必要とされる対象患者のうち、 ・ 重度の...