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クラーク配置で勤務医の事務負担軽減◆VOL.14

スペシャル企画 2008年4月4日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

【議論の背景】 病院勤務医の過大な業務の中で事務作業の負担を軽減できるよう、いわゆるメディカルクラークなどの配置を評価する点数が新設された。中医協の審議の過程では、日本病院会などによる勤務医の実態調査報告が出された(資料)。勤務医の負担増の理由として、書類を書く時間の増加、会議等の時間の増加などが挙げられている。 これを受けて2007年12月28日、厚生労働省医政局長通知「医師及び医療関係職と事務職員等との間等での役割分担の推進について」が、都道府県知事に通知された。この通知の中で「医師等でなくても対応可能な業務」が整理された。一定の条件の下で医師に代わって事務職員が代行できる書類作成業務として、(1)診断書・診療録および処方せんの作成、(2)主治医意見書の作成、(3)診察や検査の予約が、具体例として挙げられている。 また、この通知を受けて、今年3月24日には、日本看護協会が見解を出している。 【改定内容】 病院勤務医の負担軽減を図るため、地域の急性期医療を担う病院(特定機能病院を除く)において、医師の事務作業を補助する職員を配置している場合に評価する。 【新 設】 医師事務作業補助体...