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大病院の敷地内に小型プレハブでコロナ重症病床、大阪府

レポート 2021年2月2日 (火)  大西裕康(m3.com編集部)

大阪府の吉村洋文知事は2月2日の記者会見で、重症病床確保策として、新たに複数の大病院に小型のプレハブ施設を建て、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症病床として運用する計画を明かした。2021年度予算に15億円程度を盛り込む方向で調整している。 大阪府は現在、府立病院機構の大阪急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)の敷地内に臨時治療施設としてプレハブで「大阪コロナ重症センター」を設け運用している。計30床で、全床に人工呼吸器を備える。 吉村知事は、「コロナの重症病床を大阪コロナ重症センターのようなものを作って一気に30床増やして計60床にするのか、小型のプレハブみたいなものを、いくつかの大きな病院の敷地内に作ってもらって合計で30床確保するのかを検討した」と説明。結果として「そういうこと(小型のプレハブで重症対応)をやっても良いよと言ってくれている病院もあるので、広げられないか具体的に検討している。公募して手挙げで、やってもらうための補助を考えている」と明かした。 民間病院のコロナ対応拡充、「裾野広げたい」 同日の会見では、COVID-19対応で協力が得られた民間病院の増...