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かかりつけ薬剤師「決めている」7.6%

レポート 2021年2月12日 (金)  小川洋輔(m3.com編集部)

政府は2月12日、薬局の利用に関する世論調査の結果を公表した。かかりつけの薬剤師を持つ人は7.6%、医薬品を買いに行く薬局を1カ所に決めている人は26.0%にとどまり、「健康サポート薬局」という言葉を知らない人が91.4%に上るなど、薬剤師や薬局による健康支援への理解が進んでいない実態が明らかとなった。厚生労働省は「かかりつけの薬剤師を利用していない人でも、薬局や薬剤師への期待はある。今回の結果を受け止め、周知を進めたい」としている。 一般国民に対して薬局の利用について世論調査を行うのは初めて。調査は厚労省の依頼を受けて、内閣府が実施した。2020年10月8日から11月22日までの間、郵送で回答を求め、3000人中1944人から回答があった。 回答者属性 男性934人、女性1010人 18~29歳206人、30歳代241人、40歳代292人、50歳代306人、60歳代352人、70歳以上547人 薬剤師や薬局の利用状況について尋ねたところ、「かかりつけ薬剤師・薬局を決めている」が7.6%、「薬局は一つに決めているが、かかりつけ薬剤師は決めていない」が18.4%にとどまる一方、「病院や診...