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日医で防災訓練、多様な通信手段を使用

レポート 2021年2月14日 (日)  岩崎雅子(m3.com編集部)

日本医師会は2月10日、災害時における都道府県医師会等との連携やJMAT活動の充実に向け、大規模災害を想定した防災訓練を実施した。訓練には各都道府県医師会や郡市区医師会、関係官公庁や日本環境感染学会、日本災害医学会などが参加。南海トラフ大地震の発生を想定し、災害発生時の動きを確認した。 訓練は静岡県で津波災害が発生したと想定。日医での災害対策本部の立ち上げやJMATの編成・派遣の指示などをシミュレーションし、被災地である静岡県医師会や静岡市医師会、熱海市医師会と実際に通信衛星を利用して通話、情報共有などを行った。参加者は原則web会議ツールの「ZOOM」を利用して参加、JMAT本部サイトの閲覧や登録、J-SPEED(災害時診療概況報告システム)の入力も行った。 中川俊男会長は冒頭、「被災地が全国からの支援を受けるためにはICTを活用した情報共有が不可欠。日医は災害時の情報共有体制を常に見直している」と述べ、「日医の活動は都道府県医師会、関係機関の協力の下、被災直後から被災地の地域医療が復興するまで様々な形で支援を続けることにある。しっかりとした情報共有が重要で、今回の訓練を通じて、大震...