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mRNAワクチン「医療従事者にも迷い、情報不足に危機感」

レポート 2021年2月16日 (火)  小川洋輔(m3.com編集部)

感染症専門医ら約30人で作る「保健医療リテラシー推進社中」(代表:吉村健佑・千葉大学医学部附属病院次世代医療構想センターセンター長/特任教授、一般社団法人設立申請中)が、医療従事者や一般国民向けに新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する情報を発信するサイト「こびナビ」を公開した。 動画やSNSを活用し、ワクチンの正確な情報を発信し、医療従事者の接種を後押しする狙いがある。吉村氏は2月15日に都内で開いた記者会見で「医療従事者にも正確な情報がまだ届いておらず、接種に迷いがある。有効性や安全性が非常に高いということが十分には知られていない。危機感を覚えた」と述べ、接種順位の最上位に位置づけられる医療従事者が正しい情報を基に接種を判断することの重要性を訴えた。 記者会見で発表したポスター 千葉県新型コロナウイルス感染症対策本部や成田空港検疫所でCOVID-19対応に従事してきた吉村氏は、周囲でワクチンに対する不安を抱く医療従事者が少なくないことに危機感を抱き、医師や研究者、弁護士らとともに「こびナビ」を作成し、2月7日に公開。同時にツイッターのアカウントも作成した。ツイッターのフ...