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COVID-19ワクチン「先行接種」は4万人で実施へ

レポート 2021年2月16日 (火)  大西裕康(m3.com編集部)

河野太郎ワクチン担当大臣は2月16日に記者会見し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)用のワクチン接種後の副反応情報を集める目的で2月17日から始める医療従事者への「先行接種」の対象者数について「約4万人」と明らかにした。調査対象として1万~2万人を目標に参加者を募ったところ、目標を上回る応募が集まった。ただ、計2回の接種と接種後4週間の計7週間にわたって日誌を作成する調査の対象者は約2万人とする。 会見では、ファイザー製のワクチン「1バイアル」から接種6回分を採取できる特殊な注射針などの器具を先行接種用に確保できたと説明。また、EU(欧州連合)が2月15日付で日本にファイザー製ワクチンを送る「第2便」を承認したことも明らかにした(先行接種の対象者に協力を求める調査の内容については『医師ら2万人のワクチン調査、先行接種と同時スタート』を、ファイザーのCOVID-19用ワクチン「コミナティ筋注」については、『ファイザー製ワクチンを特例承認、添付文書公表』などを参照)。 河野大臣はファイザー製ワクチンの「第1便」として6万4350バイアルが届いたと公表。1バイアルから6回分採取でき...