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4万人ワクチン先行接種が国内で開始「対策の切り札」

レポート 2021年2月17日 (水)  岩崎雅子(m3.com編集部)

医療従事者を対象とした新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの先行接種が2月17日、国内で始まった。先行接種は、2月14日に国内で初めて承認されたファイザー製のワクチンを使用し、国立病院機構等の全国100病院、計4万人の医療従事者が対象となる。 1例目は国立病院機構東京医療センターで行われ、新木一弘院長が接種。新木院長は接種後の会見で「待望の、新型コロナ対策の切り札と考えられている接種が始まった。感染防止に役立つとともに、(先行接種の)研究結果が国民の方にワクチンを安心して受けていただけるデータとして有効に活用されることを期待する」と語った(接種の様子は『先行接種1例目は院長「全く痛くない」、東京医療センター』を参照)。 新型コロナウイルスのワクチンを接種する医療従事者(左)=2月17日午前9時16分、東京都目黒区の国立病院機構東京医療センター(代表撮影) ワクチンは、2月17日に都内の医療機関に、翌18日には全国の医療機関に到着する予定で、接種は到着後に順次開始される。先行接種を行う約4万人のうち約2万人は、接種後に発熱などの副反応が見られないかを調査する(『医師ら2万...