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自分が最も叶えたいキャリアのための「戦術」-後藤徹・トロント総合病院シニアリサーチフェローに聞く◆Vol.2

インタビュー 2021年3月14日 (日)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

インタビュー1回目はこちら⇒『35歳の移植外科医「医師として王道で勝つために」◆Vol.1』 ――どのような経緯で本を書かれることになったのでしょうか。 Twitterで活躍している整形外科医の”おると先生”が日本医事新報社で『フリーランス医師のつくりかた』という本を出されて、その流れで次は真逆にAcademic Physicianの本はどうかという流れで紹介されました。おると先生とは大学は違うのですが、卒業年次が一緒でSNSを通じて知り合い、今は大の仲良しです。 執筆を始めたのは2019年の6月過ぎで、学会で帰国した時に出版社の方と打ち合わせをしました。当初は若手の外科医向けの診療マニュアル的な本を作成してほしいという話でしたが、ターゲットも狭く、中身の医学的エビデンスもすぐに塗り替えられてしまうので、どうせならキャリアといった、いろんな人に役立つ本の方が面白いのでは、と提案しました。 本は医学生編、研修医編、大学院/留学編の3章に分かれていますが、103のチャプターで構成されており、読みやすいよう漫画を入れ、10人の個性的なキャリアを歩むDr.の寄稿コラムも盛り込んでいます。漫画は...