1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. コロナとの闘い、ぶれずに情報発信 - 中川俊男・日医会長に聞く◆Vol.1

コロナとの闘い、ぶれずに情報発信 - 中川俊男・日医会長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2021年2月23日 (火)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

2020年6月末の日本医師会会長選挙で、第20代会長に就任した中川俊男氏。就任から早8カ月近く経ったが、この間の中心課題は、言うまでもなく新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応だ。2020年夏の第2波、2020年末からの第3波では、政府に各種要請を行うとともに、記者会見のたびに、医療現場の厳しさを訴え、外出自粛などを国民に呼びかけた。会見内容は多くのメディアに取り上げられ、日本におけるCOVID-19対応の一翼を担ってきた。他方、病床確保などの面で、医療界としての第3波への備えが不十分だったのではないかなど、日医への批判の声があるのも事実だ。 会長就任以来、どんな考えで会務にあたってきたのか、そもそも日医が担うべき役割とは何なのか――。中川会長に率直な質問を投げかけてみた(2021年2月19日にインタビュー。全3回の連載)。 (撮影:的野弘路) ――日医の常任理事4年、副会長10年、計14年間にわたり日医役員を務められた後の会長就任です。副会長と会長とでは、どの辺りが一番違うとお感じになっていますか。 会長に就任して大きく変わったことの一つが、記者会見ができるようになり、自分...