1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 医師が「小説」を書く理由、原作小説は映画やテレビドラマ化-医師・作家の南杏子氏◆Vol.1

医師が「小説」を書く理由、原作小説は映画やテレビドラマ化-医師・作家の南杏子氏◆Vol.1

スペシャル企画 2021年2月28日 (日)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

メディアでも活躍する14年目の外科医、中山祐次郎氏(福島県郡山市の総合南東北病院外科)が医療界内外の「憧れの人」に会いに行く対談企画「一介の外科医、憧れの人に会いに行く」。第27弾は医師で作家の南杏子氏にご登場いただきました。南氏の『いのちの停車場』は5月21日から映画公開、中山氏の『泣くな研修医』も4月からテレビドラマ版が放映されるなど、お二人の小説はたくさんの人に読まれています。(2021年2月8日に対談。全4回の連載。南氏のご経歴などは『主婦・編集者を経て医師になり見えたもの-医師で作家・南杏子氏に聞く◆Vol.1』を参照)。 ※中山氏の小説はこちら⇒『泣くな研修医』 『逃げるな新人外科医―泣くな研修医2―』 中山:私は南先生の『ディア・ペイシェント 絆のカルテ』(幻冬舎)の文庫版の解説を書かせていただくというご縁がありましたが、実際にお話しできるのは今日が初めてです。いろいろ聞きたいことがありすぎて、とても楽しみです。最初にご経歴について改めてお聞かせください。一般の大学を卒業後、出版社で編集者として勤務された後に、32歳の時に医学部に入られたのですよね。 南:そうです。医師を...