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書くべき時期はいつか、医師と小説家の両立-医師・作家の南杏子氏◆Vol.3

スペシャル企画 2021年3月14日 (日)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

中山:小説家と医師のお仕事、両立するのは大変ではないですか。 南:大前提として、中山先生のように医師の仕事がそれほど忙しくないんですね。基本は定時帰りで、土日は完全フリーですし。通勤に1時間半かかっていますが、電車内でスマホで書いています。土日は朝から晩まで書いていることもあります。 中山:それは大変そうに聞こえますが。 南:朝から晩までプラモデル作っているのとおんなじです。楽しいからやっているだけです。病院の仕事だけだとつらいけれども、その中で感じたちょっとしたことを小説に書くという楽しみがあるから、日々いろいろ医療もできるのかなと感じています。 私は子育ても終わっていますけど、先生は外科医で、まだお子さんも小さいですし、このすごく忙しい時期にどうやって時間を使っていらっしゃるのですか。 中山:去年の夏に子どもが生まれましたが、生まれてからまだほとんど執筆していないです。それまでは休日は自分の時間にできましたし、平日の夜も使えましたけど、ベビーが生まれてどうしたらいいかなとは悩んでいます。 南:まだ書く時期じゃないのかもしれませんね。私はもう還暦で、この後、何作書けるのかを考えると、...