優先接種の第1弾「最大58万5000人分」は確保
レポート
2021年2月24日 (水)
大西裕康(m3.com編集部)
河野太郎ワクチン担当大臣は2月24日夜に記者会見し、3月1日にファイザー製の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)用ワクチン「コミナティ筋注」の第3便として「450箱」が日本に到着する予定と明らかにした。2月19日の会見で公表した計画通り、医療従事者の「優先接種」用に計1000箱(1バイアルから6回分採取、2回接種で58万5000人分)を配分するための量は確保できたことになる。併せて、同日に菅義偉首相が開始日を「4月12日」と表明した高齢者接種の開始に向けた大まかなワクチン配分計画も公表した。一方、「コミナティ筋注」の「1バイアル」から6回分採取できる特殊な注射針とシリンジの確保状況については、「もう少し(確保のため)あがいてから」と、明言を避けた(優先接種の第1弾については『医療従事者用ワクチンの配分予定を公表』を参照)。 「コミナティ筋注」については、第1便として2月14日に「330箱」、第2便が同21日に「387箱」が届いているが、約4万人分を対象に実施している「先行接種」で配分した量を除き、優先接種の第1弾として配分する1000箱には、350箱程度が足りない状況だった。第...
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