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「新型コロナ回復後患者の受け入れ、地域ごと議論を」日病協・斉藤氏

レポート 2021年2月26日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

日本病院団体協議会副議長の斉藤正身氏は2月26日、代表者会議後の記者会見で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)回復後にリハビリテーションが必要な患者の受け入れについて、「回復期リハビリ病棟だけでなく一般病棟や地域包括ケア病棟でワンクッション入れることや、回復期リハ病棟に行かなくても在宅で通所や訪問リハビリにすることなど、地域ごとに考えていく必要がある」と述べた。 代表者会議では、来年度の副議長を担うことが決まっていた日本私立医科大学協会から、業務執行理事で東邦大学医学部特任教授の小山信彌氏を充てるとの報告があった。 斉藤氏は、自身が会長を務める日本リハビリテーション病院・施設協会で現状を調べ、概要を報告した。5割近くの会員で回復後患者の受け入れ実績があり、受け入れの準備ができている施設を含めると8割以上に上ったという。また、回復期リハビリ病棟のある病院の施設でクラスターが発生した場合に、回復期リハ病棟に回復後患者が移ることが難しくなり、「待ち」の状態が起こってその地域でうまく回らないなどの事例を紹介。そうした状態を生まないよう、回復後患者の受け入れについて地域の医師会を中心に...