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医療者1万8794人参加、先行接種の副反応調査開始

レポート 2021年2月27日 (土)  大西裕康(m3.com編集部)

順天堂大学医学部臨床研究・治験センター臨床薬理学客員教授の伊藤澄信氏は2月26日、「厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会」と「薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会」の合同会議(座長:岡明・埼玉県立小児医療センター病院長)で、自身が主任研究員を務める新型コロナウイルス感染症(COVID-19)用のワクチンに関する「新型コロナワクチンの投与開始初期の重点的調査(コホート調査)」の開始を報告した。 ファイザー製COVID-19ワクチン「コミナティ筋注」を用いた医療者への先行接種は2月17日から始まったが、2月25日15時時点の登録数は1万8794人。医師は17%とおよそ3200人が参加。性別では男性が34%、女性66%。年齢層別の最多は「40~49歳」で25%、65歳以上は「540人」(伊藤氏)となった(資料は厚労省ホームページ。先行接種の対象者が協力する調査については、伊藤氏インタビュー『医師ら2万人のワクチン調査、先行接種と同時スタート』などを参照)。 治療中の疾患は「なし」が73.6%と大半だが、「高血圧」8.7%、「脂質異常症」5.0%、「...