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被災3県、地域の復興度で地域差も◆Vol.1

医師調査 2021年3月1日 (月)  岩崎雅子(m3.com編集部)

2011年の東日本大震災の発生から3月11日で丸10年。震災の教訓を受け、大規模災害に向けた備えは進んでいるのか。m3.com編集部では全国の医師3451人にアンケートを実施した(調査期間は2月12日から2月21日まで)。 今回は岩手、宮城、福島の被災3県に在勤の医師を対象に、震災時の状況や復興の現状を調査した結果をお届けする。被災3県の回答数は184人(岩手県35人、宮城県88人、福島県61人)。震災前を100とした場合の医療機関の復興度は3県いずれも95を超える一方で、地域の復興度は福島で88.4にとどまるなど地域差が見られた。 Q:2011年3月11日の東日本大震災時は、どこで被災されましたか。 被災3県に勤務している医師にどこで被災したかを尋ねると、地震発生は金曜日の午後2時46分であり、県内の自宅もしくは勤務先と答えた医師がいずれの県でも8割前後となった。 Q:ご自宅は、震災でどのような被害がありましたか。【複数選択可】 自宅の被災状況を複数選択で尋ねたところ、いずれの県でも「自宅のライフラインがストップ」が最多となり、岩手県では74.3%に上った。自宅が全壊・半壊は宮城県で...