日病「まず補助金範囲内で導入を」オンライン資格確認

日本病院会会長の相澤孝夫氏は3月1日の記者会見で、オンライン資格確認の導入について、まずは厚生労働省の補助金が出る範囲内で導入し、今後の推移を見ていく方向で会員に周知していくことを明らかにした。2月27日の常任理事会で議論した。相澤氏は「マイナンバーカードの普及率は25％、しかも保険証として利用するには（別途）申し込みをしなければいけない。使う人があまりいないのではないか、それに先行投資をするのかということだ」と述べた。 補助金が出るのは病院の場合はカードリーダー3台分までだが、見積額がその範囲に収まるケースもあれば、超えるケースもあり、「かなりの幅があるということが分かってきた」という。4台以上導入を検討する場合は補助金を上回ることになり、今後の普及の状況も考えると「一度にたくさんの台数を入れるのは得策でないという話だった」と説明した。相澤氏が経営する相澤病院のように歯科を持つ医療機関では医科と歯科でそれぞれ導入するために台数が増えることや、もともとあるインターネット回線から離れた場所に設置する場合に配線の費用がかかることなどの課題もあるという（関連記事は『「ベンダーが補助金見て見積...