優先接種78病院で開始へ、大阪・吉村知事が公表

大阪府の吉村洋文知事は3月3日の記者会見で、府内の医療従事者が対象の優先接種を3月8日から新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の治療に当たっている78病院で始めると発表した。府内で最初に優先接種を開始するのは敷地内に「大阪コロナ重症センター」を設置している大阪急性期・総合医療センターになる予定。その他77病院の内訳は非公表で、個別に通知を送付した。府内でCOVID-19治療に当たっている医療機関の65％程度に当たる（医療従事者の優先接種に向けたワクチンの配分予定については『医療従事者用ワクチンの配分予定を公表』などを参照）。 吉村知事は、COVID-19治療を担う医療機関が府内に約120施設あると前置きした上で「ワクチンの供給量が限られており、全部ではないが、大きな病院についてはかなりワクチンを接種していただける」と述べた。政府からの通達により、3月6日に府ワクチン配送センターにワクチンが到着し、翌7日に配送。8日から順次、接種を始めてもらう計画だ。政府が既に公表している配分表によると、大阪は3月8日の週までに72箱（1万4040バイアル)を確保する予定。1バイアルから6回採取...