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ワクチン接種に協力「週1」も◆新山博己・練馬区医師会事務長に聞く

インタビュー 2021年3月4日 (木)  大西裕康(m3.com編集部)、橋本佳子(m3.com編集長)

欧米から遅れることおよそ2カ月、国内で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)用のワクチンの先行接種が2月17日に始まった。その2週間ほど前に当たる1月29日、東京都練馬区が65歳以上の高齢者から始まる「一般接種」の体制整備に関し、全国に先駆ける形で公表した方針が「練馬区モデル」だ。厚生労働省がCOVID-19ワクチンの円滑な接種実施体制として当初想定していた大会場での「集団接種」を柱にするのではなく、多数の診療所が協力する「個別接種」を主体にする計画の概要となっており、厚労省との協議を重ねた結果でもある。厚労省は即座に全国の自治体へ事務連絡を発出。ワクチン接種体制を整備する際は「練馬区モデル」を参考の1つとして活用するよう求めたことで一躍、全国区になった。 m3.comでは、同区でCOVID-19ワクチン接種の体制作りに奔走する担当者へのインタビューに続き、同区医師会でワクチン接種体制に協力する医師ら医療機関側と、区の間の調整などに奔走する練馬区医師会事務長の新山博己氏に、医療提供側から見た現状と今後について伺った(2月12日にインタビュー、3月3日に追加取材。行政の動きについて...