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「宣言を延長し、感染防止策徹底を」中川日医会長

レポート 2021年3月3日 (水)  岩崎雅子(m3.com編集部)

日本医師会会長の中川俊男氏は、3月3日の定例記者会見で、3月7日を期限に発出されている1都3県の緊急事態宣言について、「日医は緊急事態宣言を延長し、感染防止策を徹底すべきと考える」と宣言解除の延長を求めた。中川会長は「徹底的に感染者を抑え込んだ上で解除しなければ、第4波を招く恐れがある。最後の緊急事態宣言にするためには、現時点で(解除は)まだ無理」と理由を述べた。 定例記者会見で話す日医の中川俊男会長 中川会長はこれまで、日医としての宣言解除の条件を、▽医療提供体制に関する6指標がステージIIに相当する、▽あるいはステージIIIだが、そのままの状況が続けばステージIIになるのは間違いないと判断される場合──と説明してきた。その上で、現在の東京都の感染者数について、「減少は鈍化し下げ止まっている」と評価し、「感染者数をステージIIのレベルまで抑え込まなければ第4波を招く恐れがあり、本格化する全国のワクチン接種の妨げになりかねない」と主張。 「新型コロナウイルスとの闘いは重要な局面に立っている」とも述べ、「徹底的に感染者を抑え込み、ワクチン接種を全国的に開始することで、第4波を撃退し、一気...