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災害時の動きの把握「訓練の有無」で大差◆Vol.5

医師調査 2021年3月13日 (土)  岩崎雅子(m3.com編集部)

Q:勤務先の医療機関では、大規模災害に備えたマニュアルの準備や訓練の実施をしていますか。 被災3県を除く44都道府県の医師3267人にマニュアルの整備や訓練の実施について尋ねると、全体では「アニュアルがあり、訓練を実施している」が最多の37.9%となった。「マニュアルはあるが、訓練は実施していない」と合わせると63.9%がマニュアルを策定、「マニュアルはないが、訓練は実施している」と合わせると43.2%が訓練を実施していた。 勤務先別に見ると、病院全体では計52.8%が訓練を実施していたが、診療所では計20.1%にとどまった。病院の開設者主体別でも、民間病院は計40.6%となり、他の区分よりも訓練の実施率が低かった。 都道府県別に見ると、「マニュアルがあり、訓練を実施している」の割合が65.2%で最も高かったのは沖縄県、静岡県と高知県が61.1%で続いた。 Q:自治体の大規模災害時のマニュアルや連絡先、EMIS(広域災害救急医療情報システム)の登録やJ-SPEED(災害時診療記録)の記録方法、近隣の災害拠点病院を把握していますか。 被災3県を含む全都道府県に勤務する医師3451人に、自...