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モデルナの新型コロナワクチン、国内3例目の承認申請

レポート 2021年3月5日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

武田薬品工業は3月5日、厚生労働省に対し、米モデルナ社が開発した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンの製造販売について、特例承認を求める申請を行った。同ワクチンは、武田薬品が国内治験、輸入・流通を担う。同日会見した田村憲久厚労相は、「日本国民分(のワクチン確保)を目指しているので、そのためには必要なワクチンであり、特例承認を目指して審査を行う」と語った。 申請にあたって提出されたのは、海外での治験データ。武田薬品はこの1月下旬から200人を対象としたプラセボ対照臨床第1/2相試験を実施しており、5月には国内治験の主要データが提出される予定。「審査にあたってはまず、海外データの評価を行い、その後、国内データについても審査し、確認されれば承認の手続きとなる」(田村厚労相)。 モデルナのワクチンは、mRNAワクチン。4週間間隔で2回接種。政府は2020年10月29日、今年6月までに4000万回分(2000万人分)、9月までに1000万回分(500万人分)の供給を受ける契約を締結した。 COVID-19のワクチンの製造承認申請は、ファイザー、アストラゼネカのワクチンに続いて、...