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菅首相「心からお詫び」、「2週間の延長」の理由説明

レポート 2021年3月6日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

菅義偉首相は3月5日、4都県の緊急事態宣言を、3月21日まで2週間延長としたことを受けて会見し、予定通り解除できなかったことについて「心よりお詫び申し上げる」と陳謝した上で、病床使用率を一定以上余裕のある数値まで落としていく必要性を強調。「2週間は、感染拡大を抑え込むと同時に、状況をさらに慎重に見極めるために、必要な期間」と述べた。緊急事態宣言は1月に発出されたが、今回が2回目の延長となる。 菅首相は会見の冒頭、1月以降、全国の新規感染者が8割以上減少するなど、「大きな効果が目に見えて表れている」「入院者や重症者の数も、継続して少なくなっている」と誇った一方、解除延長の理由として、病床使用率が高く依然厳しい地域がある、感染者の減少スピードの鈍化、人出の増加、リバウンドの懸念などを挙げた。「当初約束した3月7日までに、宣言を解除することができなかったことは、大変申し訳ない」と詫びの言葉も述べた。 会見する菅義偉首相(左)と尾身茂氏(右)(代表撮影)。 今後2週間の対策として、飲食店の営業時間短縮など従来の対策の徹底に加え、高齢者施設でのクラスター発生防止のための検査、感染のリバウンドを早...