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「絆は東日本大震災の最大の教訓」、日医中川会長

レポート 2021年3月10日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会会長の中川俊男氏は3月10日の定例記者会見で、翌11日に東日本大震災から丸10年を迎えることを控え、犠牲者に対し哀悼の意を表するとともに、被災地の医療復旧等にあたった医師等へのねぎらいの言葉を贈った。Webシンポジウム「東日本大震災10年 あの時得た教訓を忘れない~続ける『絆』の医療支援~」の配信を、YouTubeの日医公式チャンネルで10日から開始したことも紹介、「絆は、東日本大震災の最大の教訓と言える」と中川会長は語った(動画は、日医のホームページ)。 日医は、南海トラフ巨大地震や首都直下地震を想定し、人工衛星を通して被災地と全国の医師会をつなぐ防災訓練を毎年、実施している(『日医で防災訓練、多様な通信手段を使用』を参照)。 中川会長は、JMAT研修強化、統括JMATの創設、日本災害医学会との相互協力協定の締結などを実施してきたほか、2018年には被災地医師会による「被災地JMAT」と外部からの「支援JMAT」の連携こそがJMAT活動であるとのコンセプトをJMAT要綱に明記したと説明、今後も対策を強化、深化させていく方針を表明した。 Webシンポジウムでは中川会長が、「震...